通勤電車の中で [今日のできごと]
9月23日(秋分の日・火)
昨日の通勤電車の中でのできごと。
地下鉄に乗車中、途中の駅で、盲導犬(ラブラドール・レトリーバー)を連れた、目のご不自由な女性が乗ってきた。
乗車の手助けをしていた駅員さんが「降りられる駅で駅員が待っていますから、このドアの付近にいてください」と言ったので、女性は車両の真ん中に盲導犬と一緒に立っていた。
すでに通勤ラッシュの時間帯は過ぎていたけれど、空いている座席はなかった。近くに立っていた私は、女性の足元がちょっとふらふらとしていて、危なそうだったから、せめて座席横のポールにつかまらせてあげようと思い、近づこうとした。
と、そのとき、60代と思しき女性が、さっと立ち上がり、「ここからは少し遠くなりますけど、そこにお座りになりませんか」と言って、女性の手を取り、自分が座っていた席まで案内しようとした。
すると、その行動を見ていた学生らしき青年が、席を譲るため立ち上がった。彼はドアのすぐ横の席に座っていて、女性が乗ってきたことは確かに目に入っていたようだったけれど、当初、席を立とうとはしなかった。
私はこの光景を見て、「席を譲る元気と勇気があるのなら、一番近いところに座っている者が最初に行動起こしなさいよ」と心の中で、思わず叫んでしまった。
最初に席を譲ろうと行動を起こした人が、一番近くにいた若者ではなく、比較的遠い席に座っていたご年配の女性であったことが、仕事柄、毎日のように若い学生と接している私にはショックだった。
恥ずかしいという意識が働くのか、それとも社会や自分の身の回りで起こっていること、またその中で自分が取るべき行動に対する意識がそもそも低いのか…。
二人の女性は青年にお礼を言い、目のご不自由な女性は自分が席に座った後、盲導犬を自分の傍らに座らせ、いとおしそうに顔や体をなで、頬ずりをしていた
いい光景だった。「いつまでも仲良しでいてね」と願いつつ、私は次の駅で電車を降りた。
昨日の通勤電車の中でのできごと。
地下鉄に乗車中、途中の駅で、盲導犬(ラブラドール・レトリーバー)を連れた、目のご不自由な女性が乗ってきた。
乗車の手助けをしていた駅員さんが「降りられる駅で駅員が待っていますから、このドアの付近にいてください」と言ったので、女性は車両の真ん中に盲導犬と一緒に立っていた。
すでに通勤ラッシュの時間帯は過ぎていたけれど、空いている座席はなかった。近くに立っていた私は、女性の足元がちょっとふらふらとしていて、危なそうだったから、せめて座席横のポールにつかまらせてあげようと思い、近づこうとした。
と、そのとき、60代と思しき女性が、さっと立ち上がり、「ここからは少し遠くなりますけど、そこにお座りになりませんか」と言って、女性の手を取り、自分が座っていた席まで案内しようとした。
すると、その行動を見ていた学生らしき青年が、席を譲るため立ち上がった。彼はドアのすぐ横の席に座っていて、女性が乗ってきたことは確かに目に入っていたようだったけれど、当初、席を立とうとはしなかった。
私はこの光景を見て、「席を譲る元気と勇気があるのなら、一番近いところに座っている者が最初に行動起こしなさいよ」と心の中で、思わず叫んでしまった。
最初に席を譲ろうと行動を起こした人が、一番近くにいた若者ではなく、比較的遠い席に座っていたご年配の女性であったことが、仕事柄、毎日のように若い学生と接している私にはショックだった。
恥ずかしいという意識が働くのか、それとも社会や自分の身の回りで起こっていること、またその中で自分が取るべき行動に対する意識がそもそも低いのか…。
二人の女性は青年にお礼を言い、目のご不自由な女性は自分が席に座った後、盲導犬を自分の傍らに座らせ、いとおしそうに顔や体をなで、頬ずりをしていた
いい光景だった。「いつまでも仲良しでいてね」と願いつつ、私は次の駅で電車を降りた。
私は席を譲るという行為がやはり恥ずかしいため、電車に乗って少し混んできたらあらかじめ立つようにしています。 弱者の方に進んで席を譲るという行為ではないので、少し卑怯な気もしないではないのですが・・・。(事なかれ主義に浸かっているんでしょうかね)
by kotobuki (2008-09-24 21:14)
う~ん、結果的にはいい話しですね(^^;
by うっしー (2008-09-25 00:23)
<kotobkiさん>
やはり恥ずかしさって感じるものなんですね。でもお立ちになっているのは決して卑怯ではないと思います。車中でもできるたげ立ってられるくらい、いつまでも元気でいたいものですね。
コメント、nice、ありがとうございました。
<うっしーさん>
そうですね。青年も結果的には気がついて、席を譲ってあげていましたから。目のご不自由な女性と盲導犬のラブちゃんは、ほんとうに心が和む光景でした。もちろん盲導犬の解除なしに一人で歩けるに越したことはないのだと思いますが、頼りになるパートナーとどんどん社会に出かけていってほしいものです。
コメント、nice、ありがとうございました。
by Bobby-the-Dog (2008-09-25 21:08)
恥ずかしかったんでしょうね。。。
でもちゃんと席を譲ってあげたのには感心です。
私も若い頃は恥ずかしかったなぁ。。。
ワンちゃんとの光景目に浮かぶようです~~
いつまでも元気で仲良くいて欲しいですね!
by hiro_ (2008-09-26 20:55)
<hiro_さん>
やはり、「恥ずかしさ」ってあるのですね。私くらいの年齢になると、もう、恥ずかしさなど通り越えて、怖いもの知らず…の域に達しています。トホ。
あの女性がどんなに盲導犬のラブちゃんをいとおしく思っているのかが、ひしひしと伝わってきました。いつまでも仲良しで、元気に街を歩いてほしいですね。
by Bobby-the-Dog (2008-09-26 22:45)